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 施 行 例

・木 楽 庭 の 自宅

山で見かけるような自然の崩壊と再生を、それなりにイメージしました。地下の風呂場からは、湯船に浸かりながら、露天風呂の感覚が楽しめます。



水を流せばわずかながらもせせらぎを再現できます。

自宅にいながら自然にいるような気分にも少しなれます。
2階の居間からの眺めは、移りゆく季節や微妙な気候の変化を感じることができます。

樹木たちと語りあうことができて、なくてはならない存在です。

「ちい散歩」でも紹介されています。


・Y 邸 のドライエリア

地下のドライエリアを利用した土塀と竹小舞の庭です。
土塀自体は約10年前に施工したものですが、今回は竹小舞の部分を全部直しました。
(施工前と施工作業の過程はブログを参照してください)


・土塀

土塀自体の素材は、当時、岡山県・愛知県に出張に行った時に、あちらの砂を持って帰りました。
それに消石灰・スサ・ツノマタ糊を混合しチリトンボの加工もして、下塗り・中塗り・仕上げ塗りとしています。
向かって左側がお客様の書斎の窓辺であり、ガス給湯器の目隠しの役目を果たし、室内から眺められるようになっています。

・T 邸 茶 庭

登山を趣味として自然を愛されているお客様のご注文は、柔らかく目と心を癒してくれる自然の 美しさを求められました。
雜木と敷石のバランスを自然にな感じにして、苔を多めに使い、 山深い森林をイメージしました。
さらにに奥には別に住まいがあり、生活通路としても使用する必要があったので、目隠しの塀を作りました。



茶室から眺めは、白の壁とのバランスがスッキリとした中にも、落ち着いた和のおもむきがあり、穏やかな時が過ごせます。


 

お客様の自然を愛するご注文に沿って、華美にならないように、路地庭とのバランスを保つ樹種を選びました。


・H 邸

細い庭を散歩道に見立て、季節の移り変わりを感じる自然道の雰囲気を出してみました。
窪んだ自然石を使い水が溜まるスペースを作り、木のフェンスでこれまであったブロック塀を隠すことを考えて設計しました。


・古 民 家 の 三 和 土(たたき)

新潟県から静岡に移設した、築100年の古材を利用した古民家です。
お客様の希望により、土間は昔からの工法の一つを使いました。「固くなり過ぎず色合いは茶系」ということから、苦汁・消石灰・現場にある土も利用して、人の力で叩いて固めて施工しています。

 

 

・I 邸

立水栓の設置を主に、工事のご依頼を受けました。
お客様のご要望が、「背面がアルミのルーバーフェンスですが、和と洋の中間でオリジナリティーがあるものを」とのことであり、デザインから任せていただきました。


立水栓の素材はヒノキに液体ガラスを塗布処理し防腐加工としており、裏側は塩ビ管が見えないように欠き込みを入れ、同じ材で化粧をして隠しました。

見た目のアクセントとして、四角のケヤキのダボを入れこんでいます。 水受けは過去に香川県の採石場で選んで入手した、庵治石のやや皿状のものとしました。

蛇口は真鍮製のものに酸化処理をして、古びた感じを出し落ちついた雰囲気にしました。

・T 邸

花は季節や状況で、そのつどカラーの選定をするとともに、全体に躍動感を持たせています。

 


木製プランターやアイアンのプランターフックは、状況に合わせて自作します。

 

 手入れについて

樹木の手入れは、人間の散髪とは全く違います。盆栽の扱いに似ているようですが、庭と言う限られた『結界の中』で全体のバランスを保つためには、定期的な剪定などの手入れが必要になります。

それぞれの樹木をバランスよく維持するには、年間1〜2回の手入れが必要です。生け垣の刈り込みは別として、枝抜きなどの手法を使います。

3年以上先の樹木の成長を考え、できるだけ自然な手入れを心がけています。

自然風な樹形を維持するためには、枝先を止めることはなく、『枝すかし』などの技法を中心に用います。
また、切り口をコブ状に目立たせないようにするために、幹のギリギリで枝を剪定(フラッシュカットといいます)します。

さらに、樹木のダメージを考慮して、季節・樹勢・樹齢などに応じて切り方を使い分け、樹木に優しい手入れをいたします。

庭園の設計、施工、管理、